記事[0033]新制限・スパイラル、キャロベイン採用の「トリスタ・戦士」デッキ
・概要
デッキ解説「トリックスター・戦士族」デッキ
・内容細目
この記事は以下の要素から構成されています。
[01]デッキの紹介
[02]汎用コンボの紹介
[03]ヴァルカンコンボの紹介[01]
[04]ヴァルカンコンボの紹介[02]
[05]グリオンガンドコンボの紹介
[06]スパイラルの活用法[01]
[07]スパイラルの活用法[02]
[08]手札から特殊召喚出来る各モンスターについて
[09]その他のカードの紹介
[10]まとめの紹介
[11]文字レシピ・出典など
[01]デッキの紹介
レギュレーション[2018]年[01]月より
※ダンテ、エレクトラムは「浮幽さくら」用。
今回は先日発表された新制限に対応した
「トリックスター・戦士族」デッキの解説記事です。
[02]汎用コンボの紹介
▲ゴフウウ、「終末の騎士」から。
▲ゴウフウを手札から特殊召喚。効果でトークン二体を特殊召喚。
▲ゴウフウとトークンでハリファイバーをリンク召喚。
▲ハリファイバーの①の効果でデッキから「幽鬼うさぎ」を特殊召喚.。
▲「終末の騎士」を通常召喚。効果でデッキからデストルドーを墓地へ。
▲「幽鬼うさぎ」を対象にデストルドーの効果発動。
▲墓地から自身を特殊召喚してレベルを[4]に。
▲「終末の騎士」とレベル[4]になったデストルドーで
フレシアをハリファイバーのリンク先にエクシーズ召喚。
▲相手のメインフェイズ・バトルフェイズに
ハリファイバーを除外して②の効果を発動。
▲各種シンクロモンスターのチューナーをシンクロ召喚扱いで特殊召喚して完成。
▲フレシアの効果発動のためにエクシーズ素材のデストルドーを
墓地に送ることで、デストルドーの再利用が可能。
ゴウフウ、「終末の騎士」を採用していれば
今回のデッキ以外でも狙うことが出来る汎用コンボです。
[03]ヴァルカンコンボの紹介[01]
[a-1]
キャンディナ、ライトステージからサーチ出来る
新規「トリックスター」モンスター。
①の効果により二つの内いずれかの条件を満たすことで手札から特殊召喚出来ます。
[b-1]
「フォーミュラ・シンクロン」の効果で相手ターン中にシンクロ召喚することで、
手札に戻す効果による相手の妨害を狙います。
▲キャンディナ、デストルドーから。
▲キャンディナはライトステージでも可。
▲キャンディナを通常召喚。効果でデッキからライトステージをサーチ。
▲ライトステージを発動。発動時処理でデッキからキャロベインをサーチ。
▲キャロベインの①の効果で、手札から自身を特殊召喚。
▲キャンディナを対象にデストルドーの効果発動。
▲手札から自身を特殊召喚してレベルを[3]に。
▲キャロベインとデストルドーでハリファイバーをリンク召喚。
▲ハリファイバーの①の効果でデッキから「幽鬼うさぎ」を特殊召喚。
▲相手のメインフェイズにハリファイバーを除外して②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」をシンクロ召喚扱いで特殊召喚。
▲「フォーミュラ・シンクロン」の効果でカード[1]枚ドロー。
▲相手のメインフェイズに「フォーミュラ・シンクロン」の②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」、キャンディナを素材に
ヴァルカンをシンクロ召喚。
▲ヴァルカンのシンクロ召喚時効果で、相手のフィールドの表側表示のカードと
自分フィールドのライトステージを戻して完成。
▲ヴァルカンの制約は相手ターン中に切れるため、
次の自分のターンに即座にライトステージの発動が可能。
手札二枚から
・「幽鬼うさぎ」による相手の妨害。
・「フォーミュラ・シンクロン」による手札の補充。
・ヴァルカンの手札に戻す効果による妨害。
・ライトステージを戻すことによる後続の確保。
を行うことが出来ます。
[04]ヴァルカンコンボの紹介[02]
▲「終末の騎士」、ライトステージから。
▲ライトステージを発動。発動時処理でデッキからキャロベインをサーチ。
▲キャロベインの①の効果で、手札から自身を特殊召喚。
▲「終末の騎士」を通常召喚。効果でデッキからデストルドーを墓地へ。
▲「終末の騎士」を対象にデストルドーの効果発動。
▲墓地から自身を特殊召喚してレベルを[3]に。
▲キャロベインとデストルドーでハリファイバーをリンク召喚。
▲ハリファイバーの①の効果でデッキから「幽鬼うさぎ」を特殊召喚。
▲相手のメインフェイズにハリファイバーを除外して②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」をシンクロ召喚扱いで特殊召喚。
▲「フォーミュラ・シンクロン」の効果でカード[1]枚ドロー。
▲相手のメインフェイズに「フォーミュラ・シンクロン」の②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」、「終末の騎士」を素材に
ヴァルカンをシンクロ召喚。
▲ヴァルカンのシンクロ召喚時効果で、相手のフィールドの表側表示のカードと
自分フィールドのライトステージを戻して完成。
「終末の騎士」、ライトステージのパターンでも
前述のコンボと同様の展開を行うことが出来ます。
[05]グリオンガンドコンボの紹介
[a-1]
チューナー二体以上を素材とする特殊なシンクロモンスター。
「フォーミュラ・シンクロン」の効果で相手ターン中にシンクロ召喚することで、
①の効果による相手の妨害を狙います。
[if-a]キャンディナ経由でグリオンガンドをシンクロ召喚する場合。
▲キャンディナ、デストルドーから。
▲キャンディナはライトステージでも可。
▲「フォーミュラ・シンクロン」を出すまでは
ヴァルカンコンボと同様に展開。
▲相手のメインフェイズに「フォーミュラ・シンクロン」の②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」、「幽鬼うさぎ」、キャンディナを素材に
グリオンガンドをシンクロ召喚。
▲グリオンガンドのシンクロ召喚時効果で
相手の場・墓地のモンスター[3]体までを除外して完成。
▲グリオンガンドが破壊された場合は②の効果で、
除外したハリファイバーを特殊召喚。
▲相手のターンが回ってくることで、再びハリファイバーの②の効果で
ヴァルカンを使った前述のコンボと同じ手札から展開できるコンボであるため、
相手の動きを見て状況に応じて使い分けます。
[if-b]「終末の騎士」経由でグリオンガンドをシンクロ召喚する場合。
▲「終末の騎士」、ライトステージから。
▲「フォーミュラ・シンクロン」を出すまでは
ヴァルカンコンボと同様に展開。
▲相手のメインフェイズに「フォーミュラ・シンクロン」の②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」、「幽鬼うさぎ」、「終末の騎士」を素材に
グリオンガンドをシンクロ召喚。
▲グリオンガンドのシンクロ召喚時効果で
相手の場・墓地のモンスター[3]体までを除外して完成。
「終末の騎士」、ライトステージのパターンでも
同様にグリオンガンドに繋げることが出来ます。
[06]スパイラルの活用法[01]
[a-1]
「スパイラル」モンスターをサーチ出来るフィールド魔法。
リンク召喚の素材に使用したカードや、手札誘発モンスターを
デッキに戻し続けることで継続的にリソースを供給します。
[a-2]
またデッキに戻すコストによって「スパイラル」モンスターを回収出来るため、
「スパイラル」カード[2-3]枚程度からの採用でも引き腐りしにくく
出張カードとして非常に優秀です。
▲リゾート、デストルドーから。
▲リゾート発動。効果でデッキからダンディをサーチ。
▲ダンディを通常召喚。
▲ダンディを対象にデストルドーの効果発動。
▲手札から自身を特殊召喚してレベルを[3]に。
▲ダンディとデストルドーでハリファイバーをリンク召喚。
▲ハリファイバーの①の効果でデッキから「幽鬼うさぎ」を特殊召喚。
▲自分エンドフェイズにリゾートのコストで、墓地のダンディをデッキへ回収。
▲相手のメインフェイズ・バトルフェイズに
ハリファイバーを除外して②の効果を発動。
▲各種シンクロモンスターのチューナーをシンクロ召喚扱いで特殊召喚して完成。
▲次の自分のターンにリゾート効果でダンディをデッキからサーチ。
リゾートの効果を使用後、ダンディを素材にハリファイバーを
リンク召喚することで毎ターン継続的にリソースを供給できます。
[07]スパイラルの活用法[02]
▲リゾート、「終末の騎士」から。
▲「終末の騎士」を通常召喚。効果でデッキからデストルドーを墓地へ。
▲「終末の騎士」を対象にデストルドーの効果発動。
▲墓地から自身を特殊召喚してレベルを[3]に。
▲「終末の騎士」とデストルドーでハリファイバーをリンク召喚。
▲ハリファイバーの①の効果でデッキから「幽鬼うさぎ」を特殊召喚。
▲リゾート発動。効果でデッキからダンディをサーチ。
▲自分エンドフェイズにリゾートのコストで、墓地の「終末の騎士」をデッキへ回収。
▲相手のメインフェイズにハリファイバーを除外して②の効果を発動。
▲次の自分のターンにリゾート効果でダンディをデッキからサーチ。
手札一枚からリンク召喚に繋がるカードであれば
リゾートのコストを維持できるため、
「終末の騎士」のように召喚権を使うギミックとの相性も良いです。
[if-a]お祈りダンディが成功した場合。
▲上記のコンボの、リゾートでダンディをサーチした場面から。
(お祈りダンディが成功した場合の派生パターンの解説です。)
▲適当な種類のカード宣言し、ダンディの①の効果を発動。
▲成功した場合にダンディを特殊召喚。
▲自分エンドフェイズにリゾートのコストで、墓地の「終末の騎士」をデッキへ回収。
▲相手のメインフェイズにハリファイバーを除外して②の効果を発動。
▲「フォーミュラ・シンクロン」をシンクロ召喚扱いで特殊召喚。
▲「フォーミュラ・シンクロン」の効果でカード[1]枚ドロー。
▲レベル[6]シンクロやグリオンガンドのシンクロ召喚の準備をして完成。
不確定要素はあるものの、ダンディの特殊召喚効果を活用することで
展開のバリエーションを増やすことが出来ます。
[08]手札から特殊召喚出来る各モンスターについて
[a-1]
増援から「終末の騎士」、「フォトン・スラッシャー」と
使い分けることが出来る戦士族の「スパイラル」モンスター。
特殊召喚効果を持ちレベル[4]であるため、「終末の騎士」、キャンディナを
素材にフレシアほか各種ランク[4x]に繋げることが出来ます。
[a-2]
また自身の効果で特殊召喚した際に相手の魔法・罠を破壊できるため、
ライトステージで処理が難しい永続系のカードやペンデュラムカードを
処理しやすくなります。
[b-1]
「増援」からサーチ出来るレベル[4]戦士族モンスター。
基本的にはダンディと同じ役割ですが、
確実に特殊召喚ができ、「インスペクト・ボーダー」の処理も行えるため
保険としての採用がオススメです。
[c-1]
主にコンボカードとして使用しますが、そのままドローしても特殊召喚でき、
キャンディナからサーチして②の効果で高攻撃モンスターを
処理できるためデッキの安定性や対応力の強化にも優秀です。
[d-1]
上記三種のモンスターの攻撃力は、
「幽鬼うさぎ」の守備力[1800]を超えているため相手のハリファイバーの
効果で特殊召喚された「幽鬼うさぎ」の処理を安全に行うことが出来ます。
[e-1]
また手札誘発の各種チューナーを採用すれば、通常召喚した
ハリファイバーのリンク召喚も可能です。
[09]その他のカードの紹介
[a-1]
ドローしてそのまま使用できるカードがデッキに多い点や、
デストルドーのデッキに戻る性質、リゾートのコストによる
リソースの使い回しやすさからオススメの一枚。
[a-2]
ただし「[psy]フレーム・ドライバー」除外のリスクがあるため
このカードを採用する場合は、
代わりに「[psy]フレーム」関係のカードの採用が難しくなります。
[10]まとめの紹介
[a-1]
今回のデッキの長所は以下の[3]つに分けられます。
・「[psy]フレーム・ドライバー」以外のデッキ内のカードは
ドローしてもそのまま使えるカードで構成されており、
単体で機能する「トリックスター」、「終末の騎士」を中心に
強力なコンボを狙うことも出来るためデッキの安定度が高いです。
・ライトステージ、ダンディで相手の魔法・罠カードを処理できるため、
罠カードやペンデュラムを主体に戦うデッキに強い立ち回りを見せます。
・デッキのギミックがコンパクトにまとまっているため、
手札誘発カード及び除去カードにデッキの枠を多く割くことが出来ます。
また手札誘発カードにはチューナーモンスターが多いため、
それらのカードを素材にハリファイバーのリンク召喚も狙えます。
[11]文字レシピ・出典など
デッキ画像作成・各カード画像は「カードデータデース」より。
http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/
[2018]年[01]月からのリミット・レギュレーション。
http://www.yugioh-card.com/japan/event/shop_duel/limit_regulation.php?list=201801
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回更新は[2018]年[01]月[13]日を予定しています。
→追記・更新繰り上げ[2018/01/06]